変わらないな

いつものように朝、風呂に入ってふと思った。「この景色は変わらないな…」
景色といっても浴室の壁と光である。「変わらないな」と思ったことにひっかかった。世の中には変えなければいけないこと、変える必要のないことがある。自分の日常においてもそうだ。それと同時に変わってしまったこと、変わっていなかったと気づくこともある。
自分の作品は、人の日常や感情を、風景を感じさせる形や色で表現することが多いのだが、以前、自分の日常をモチーフに具象的に表現したことがある。この場面もそのひとつだった。それを思い出し、ふと思った。
ここにある写真はさきほど撮ってみたものである。